セーターの場合、まず本の中からデザインを選んで下さい。そのときのポイントをいくつかあげます。
- メリヤス編みが主体
- 複雑な地模様や編み込み模様はもう少し慣れてから。あと、なわ編み(交差編み)も少しならいいけど沢山あるのはとても時間がかかります。
模様を編みたいときは、裾や襟元など一部分に少しだけ入っているものにしましょう。
- 適当な糸の太さ
- 糸は太いほど早く編めますが、その分重くなったり、実際より肉付きがよく見えがちです。
ざっくりしたセーターもたまにはいいものですが、実用的な服としては、並太から極太くらい(棒針で言うと8号から14号くらい)の糸がよいと思います。
- 丸首のベストかセーター
- ベストは前身頃と後ろ身頃という2つのパーツを編んでつなぎ合わせます。セーターはそれに袖が2つ加わります。カーディガンはさらに前身頃が2つに分かれています。
言うまでもなく、編むパーツが少ないほど、構成が単純であるほど、早く簡単にできます。なので、カーディガンよりもベストかセーターが簡単です。
ベストやセーターでも、開きがあってボタンで止めるようなデザインは避けたほうがいいと思います。また、襟開きはVネックより丸首の方が簡単です。
スタイルブック以外に、作り目や増し目・減らし目、とじ・はぎの方法などの基礎技術の解説本があると便利です。
以下、ジャンル別にいくつかご紹介します。
- ・編み図を公開しているオンラインショップ
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毛糸と手おり糸メーカー「ぴえろ」
「作品編み図のページ」にメンズ、レディース、子供、ベビーのニットの編み図がたくさんあります。
- ・スタイルブック(*印は基礎解説付き)
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- 手編み大好き! 実業之日本社
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毎年秋に出版されるムックです。
幅広い年代向けのデザインで、色違いでペアルックにしたりと着こなしの提案も参考になります。
流行のニットが簡単なテクニックで編めるよう、特集で詳しく解説されています。
基本的なことはひととおり写真で解説がありますし、小物やメンズや犬用のデザインも豊富です。
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- ヨーロッパの手あみ 日本ヴォーグ社
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毎年秋冬と春夏の2回出版されている、パピーの糸を使ったスタイルブックです。
糸の個性を生かしたシンプルで旬のデザインが数多くあります。
コーディネートもおしゃれでステキです。
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- パピー発手編みの本。 主婦の友社
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パピーの糸を使ったスタイルブックです。
本格的なアラン模様や編み込み模様が多いです。
子供用や小物もあります。
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- ニット男子 michiyo著 文化出版局
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この本は帽子やマフラーなどの小物のデザインブックです。
テクニックは簡単だけれどデザインはさりげなくしゃれていて、
糸を変えたら女性が身につけても可愛いと思います。
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- Men's KNIT-編んであげたいメンズニット 音楽専科社
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かっこいいモデルさんが素敵にニットを着こなしてまるでファッション誌のようですが、
デザインはシンプルで(でも編み込み模様のもある)、オーソドックスで年齢を問わず着られ、なおかつしゃれています。
コーディネートも参考になるし、これからメンズニットを編みたい人にはとても役に立つと思います。
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- M・L・LLサイズで編めるメンズニット 成美堂出版
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紳士物のスタイルブックは少ないのですが、その中でも特にこの本は、LLサイズの編み図がのっている大変貴重な存在です。簡単なテクニックで着こなしやすいデザインです。
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- かわいいベビーニットー棒針あみとかぎ針あみ 0~24ヵ月 日本ヴォーグ社
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こちらは棒針とかぎ針両方の作品がのっています。
編み図はとても詳しく、編みやすい作品が多いと思います。
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- ・基礎技術本
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- 編物のかんたんなサイズ調整と製図と割り出しの基礎 日本ヴォーグ社
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前半は簡単なサイズ調整について写真や図入りで詳しく分かりやすく説明されています。
後半は製図と割り出しの基礎(かぎ針を含む)が説明されており、
中級者の方ならオリジナルデザインにも挑戦できそうです。
本のデザインやサイズをアレンジしたい人におすすめです。
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- 『棒針編み』よくわかる基礎 シリーズ 雄鶏社
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このシリーズの特徴は図解がとても大きくて詳しく見やすい事です。
テーマごとに分かれているのも使い勝手がよいのではないでしょうか。
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