では、いよいよ本番です!マフラーよりも編む面積が大きく、減らし目や増し目があるので、注意してがんばって下さい。
ときどき編地の寸法を測って、編み図と過不足がないか確かめると、大きな失敗を防げます。
- パーツを編む順序
- 後ろ身頃、前身頃、袖の順に編みます。面積が大きいものから編むということですが、後ろ身頃で手が慣れてから大事な正面をきれいに編めるという利点もあります。
- アイロンをかける
- アイロン台に編地をピンで寸法どおりにとめてスチームアイロンをかけて、そのまま冷まします。アイロンの適正温度やかけ方は毛糸のラベルに書いてあります。合成繊維の場合アイロン×のものが多いので注意して下さい。
また、編目をつぶさないようにふわっとかけてください。
こうすることで編地を整えるだけでなく、端の丸まりを押さえて、この後のパーツをつなぎあわせる作業をしやすくします。
- とじ・はぎと襟・袖の始末をする
- パーツをつなぎ合わせることを編み物では「とじ・はぎをする」と言います。詳しくは基礎本を参照して下さい。
気をつけなければいけないのは、
- 編地がたるんだり引っ張られないようにする
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とじ・はぎをする糸の引き加減がきつすぎると編地が波打ったりふくらんだりします。
逆にゆるすぎると編地が伸びてしまいます。
適度な引き加減を心がけて下さい。
- 左右対称にする
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肩、身頃の脇、袖などはとじ・はぎした後、左右の長さが同じであることを確認して下さい。もし違っていたら、同じになるようにやり直します。
このときも無理やり引っ張ったりたるんだりしないように、気をつけます。
- 糸端の始末
- マフラーのときと同様、編目にくぐらせて余分な糸を切ります。袖付けの糸の端は、着ているときに引っ張られやすいのでほどけないよう念入りにします。
その後、全体にもう一度軽くアイロンして完成!!です。
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